最近の日課は、まめちゃんが飲み残したミルクをカフェインレスのコーヒーに入れて、横ですやすや眠るまめちゃんの寝顔を見ながら朝食を食べること
コーヒーはブラック派だったのに、粉ミルクには抗アレルギー質が入っている為授乳中は花粉症のクスリなどなど飲めないから、飲み残しも捨てずに済むし一石二鳥じゃん、と飲んでいるがーこ
栄養たっぷりの粉ミルク。
出産後、体重が一向に減らないのはこのせいか…?











さて。
車椅子で分娩室へと運ばれたがーこさん。
ワタシはこの時も結構心のどこかでまだ余裕があったように思うのですが、実は処置室から分娩室へ移動する時に助産師長が看護師に「子宮口9センチ開口」と言っていたそうで。
がーすけが聞いてました
そんなやりとりは全く耳には言ってきていなかったことを考えると、やっぱり私なりに必死だったんだな~、と改めて思う始末
分娩台にあがったら、あの「カエルの解剖」のような格好になります。
足と胃袋あたりから下に汚れないように手術着色のカバーを着けられ、点滴だのなんだのをもう一度確認されます。
そこで例の師長が一括。
良い?ココに上がったらもう横向けないからね!
目も瞑っちゃダメ!目を瞑らず上のライト(手術台上にある、アレです)をみて。
アナタが動かせるのは首だけよ。首を起こして赤ちゃんが出てくるところを見てなさい!
分娩台にあがってしまった=いよいよ出産
でも、まめちゃんのスピードに振り切られ気味のがーこは未だにその実感(?)湧かず。
とりあえず、痛みの波が来たから、横も向けず、深呼吸で痛みを逃すなんてレベルじゃなくなっていたがーこが取った手段。
いたあぁぁいぃぃぃ~!!!!
と、叫んでみる
自分では叫んでも無駄なことも重々承知だったし、ドラマでよくあるような『あ゛ーーー!!!』って叫び声が出るかと思っていたのですが、出てきた言葉は「痛い」。
叫びながら、「そうだろうな。痛いだろうよ…」と『ノリ突っ込み状態』
そう叫ぶことにあの師長が黙っているわけはありません。
痛く無いと生まれないの!
叫ばないで、痛みがきたら深呼吸していきむのよ!!
この一言で、がーこ、激しく動揺パートⅡ
いきむ?いきむって言った?今。
いきむのって、もうまめちゃんが出てきてるってことじゃないの??
うそうそ!!
もう終わり??
なんて…まだまだまめちゃんのスピードについていけてないヒト、ここに1名…
いきむってたって…「うーん」てすりゃいいのかね??
いきむ感じを微妙に分からなくなっていたのを振り返ると、やっぱり動揺していたようです、ワタシ
たしか、このあたりでがーすけが手術着に着替えて分娩室へ入室した気がする…
カメラとペットボトル片手にキョドリ気味で入ってきたのを視界の端で捕らえてました。
そりゃキョドるわな…
妻がカエルの解剖みたいな格好で分娩台で股開いてて、(一応)苦しそうな顔してるんだから。
枕元にきたがーすけ、いきなり写真を撮りました…
何故?何故ここでシャッターを切る??
カンガルーケアの時とか、許可でてからじゃないと撮っちゃダメだよ~
前に一緒に説明受けたじゃん!
怒られるよ~う…
て思った瞬間。
写真は後から撮る時間を作りますから、カメラは置いておいてください。
すかさず師長の一声。
…ほら~…
続けて、ペットボトルの水分を適宜口に入れてあげてくださいね。
の一言に、深呼吸してまさにいきもうとしているその瞬間にストローを口に入れてきた!
ちょっっ…マジかよ!このタイミングかよ!!

どうしてあの時むせなかったのか、思い返しても不思議でしょうがありません…
「言われたら即行動」のがーすけに流石にビックリしたのか、師長。
むせちゃいますから!タイミングみて口に入れてあげて!
と、初めて聞くような(気持ち)焦った声でがーすけの行動を制止。
そんなやり取りを聞きながらまたまた痛みの波がやってきます。
師長が「ご主人は肩押さえててくださいね。はい、お母さん!赤ちゃんの出てくるところを見て!」と私たちに言うと、聞き取れなかったがーすけ。
「え?え?」と、聞きなおそうとします…
頼むよ…聞きなおさないでくれよ…
そして、ワタシががーすけに説明する始末…
「ワタシはいきんだ時に出てくるところをみるから、がーすけはワタシの肩を押さえててね」
説明しながら内心「何やってんだか…」と思っていたのは内緒
そしてまたまた波がやってきていきみます。
その時が5~6回目のいきみだったと思うのですが、その時初めて、でっかいう〇こが出そうで出ない状態になりました。
そんな感覚を「あ~…皆が産みの苦しみと便秘は似てる、っていうのはこういうことか…」と他人事のように思いながらもいきみます
いきむ回数に合わせて、まめちゃんがどんどん下がってきているのが分かりました
でも、「いよいよ」っていうこの瞬間、思っていたのは(まめちゃんには大変申し訳ないのですが
)「早くおいで。出ておいで~」という気持ちよりも「早く行け~!出ろ~!!」という『会いたい愛おしい気持ち<早く出て終わりたい』状態でした…ごめんね、まめちゃん
そして師長が「はい!もういきむのやめて!もういきんじゃダメ!!楽にして!!」
そう言われてもさ…ずっと力を入れてたから力の抜き方忘れちゃって…やっぱりワタシ、一生懸命だったんだな…力の抜き方忘れて、助産師さんに両手もたれて胸の上でぶらぶらされて力抜くの手伝われたもの…
ドロっっ…
あ~!女の子ですよ。
って助産師さんの言葉が終わると同時に
おぎゃー!!!!
ていうまめちゃんの第一声が
この、まめちゃんの「おぎゃー」を聞くまでの数秒(…もなかったかも知れないけど)が本当に長く感じて…陣痛の長さよりも妊婦期間10ヶ月よりも何よりも長かった。
泣かなかったらどうしよう…声が聞こえなかったらどうしよう…泣き声の代わりに医師の緊急 を叫ぶ声が聞こえたらどうしよう…
正直、出産が近くなるとそればかり考えてました。
無事に生まれてくれるかな。へその緒が絡まって窒息したりしないかな…不安は尽きず、考えないように良いことばかり考えてイメージトレーニングしてたけど、それでも不安は拭い去れなくて…
まめちゃんの第一声を聞いた時、本当に本当にホッとして…やっと体の力が抜けた気がしました。
でも、その次の瞬間
5月10日、22時17分、おめでとうございます。
の声に激しく動揺パートⅢ
うっそ!まだ10日だったの??
てかまだ10時代??
病院入ったの9時前だけど!!
1時間半??
最高スピードなんですけど!!
加えて野太い声で泣くまめ嬢
ワタシも生まれた時の「おぎゃー」が相当ハスキーだったらしく、思わず「野太い!ワタシの子だぁ~…」と漏らしてしまいました
吸引機などで綺麗されたまめちゃんがわたしのお腹に来てご対面
エコー写真で骸骨のような、ムンクの叫びのような状態でしか見えなかったまめちゃん。
当たり前だけど、きちんと皮膚があって、まぶたがあって、赤ちゃんと呼ばれるように肌を真っ赤にして顔をくちゃくちゃにして一生懸命泣くまめちゃんを見た時、感動でした
きちんとヒトの形をして、ありがたいことに五体満足にしっかり成長してくれて…
あんなに妊娠したことを否定しかけたり、お腹に宿ってなかったら…なんてことばかり考えていたのに…愛おしいと思いながらも、心のどこかで「愛おしいはず」と思おうとしていたのに。
まめちゃんは一生懸命一生懸命10ヶ月間頑張って、ワタシの仕事ストレスも、退職後の色々な心の揺れも全部受け止めて生まれてくれたんだね。
初めて抱っこするまめちゃんは、くたくたで壊れちゃいそうで、でも温かくてずっしり重かった。
これから一生懸命色々なことを掴んでいく為に、手足を一生懸命ばたばたさせて、色々なものを吸収しようと動いてた。
まめちゃんをこの手に抱いた時、本当に本当に愛おしくて守らなきゃ、って思いました
生まれてくれてありがとう。
私たちを選んでくれてありがとう。
母親にしてくれてありがとう。
そんな気持ちが自然に沸き起こりました。
いよいよまめちゃんが出てくる、って時に痛くて痛くて呼吸を止めちゃいがちだった私に師長が「アナタも苦しいでしょうけど、息を止めたら赤ちゃんはもっと苦しいの!頑張りなさい!!」と叱咤激励するも「まめも苦しいだろうけど、ワタシも苦しいんじゃい!!」と心で悪態つきながらも一生懸命呼吸したこと、とか、痛くて苦しんでる時に横でがーすけに「頑張って。深呼吸だよ深呼吸」と声をかけられ「できるかい!ボケ!!」と有り得ない悪態を心の中でついていたこととか
そんなこと、無事に生まれてくれた我が子と対面しちゃえば何てことなくなっちゃうんですね。
痛くて苦しんでた時、何回も思い出しては心の中で繰り返していたのは、anchoretsuさんの「痛くても苦しくても、陣痛が始まってしまえば『やっぱり止めた』って出来ないからやるっきゃない」って言葉です
ワタシ史上抜きん出てトップクラスの痛みでしたが、その言葉を一生懸命心の中で何回も繰り返してました。
…ぶっちゃけてしまうと、本当痛くて「もうヤダ!止めたい!痛い!もう変わって!ムリムリムリ!!帝王切開でもなんでも良いから早く終わらせて!!」
て思ってました。
産みの苦しみを一度は味わってみたい、なんて思ってごめんなさい。ワタシにはムリです。お願い。早くお腹開いて!取り出して~!!
ってね…
でも、その言葉を一生懸命繰り返して、私以外にやるヒトはいないんだ!って自分に言い聞かせてました。
命の誕生って本当に素晴しいですね。
短かろうが長かろうが陣痛は痛いし、妊婦期間のイライラや不安もつい数時間前まで抱えていたのに、まめちゃんが生まれたその瞬間に、そういったものは考えなくなって、「はじめまして。よろしくね」「生まれてくれてありがとう」ってそれだけしか考えられない。
そんな感動をなかなかおっぱいを吸ってくれないまめちゃんとの間に勃発した『おっぱいバトル』や飲んでも飲んでもまだまだおっぱいやミルクを欲しがる底なし胃袋のまめちゃんとの『朝まで食事会』が開催される昨今、ついつい忘れて、「もう!何なの!!!」と思ってしまうこともありますが…それでも寝顔を見ると「守らなきゃな」と思うし、何よりも愛おしく思います。
日に日に愛おしさが増していくことで、愛情っていきなりMAXになるわけじゃなく、育んでいくものだな、と改めて感じたりして…
感動的なまめちゃんとの対面も束の間、会陰切開をしたがーこの縫合をした「絶対顔忘れないから!!
」と思うほどの有り得ない医者の態度なども記そうかと思ったのですが、長くなったので今回はこの辺で。
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